歯科選び【インプラント治療】編

インプラント治療での歯科医院の選び方

派手な看板広告やTVCMをはじめ、HPのキャッチコピーを鵜呑みにしてしまう方が以前は多かったのですが、最近はそのような見た目や甘〜いキャッチコピーに引き寄せられてしまう方は確かに少なくなりましたね。

念のため復習のために書いておきますが、当院にリカバリー治療にお越しになった患者さんから「以前の治療した歯科はどうやって選んだの?」とお聞きしたケースを挙げてみましょう。

  • 年間◯◯本の実績(本数など実績も確かに大事なのだが、誰が担当するかが大事)
  • 世界で唯一、本物の実績(見えない実績のキャッチコピーを簡単に信用しないことが大事)
  • インプラントを入れたその日にすぐ噛める(物理的には噛めるかもしれないが、噛まないに越したことはない。痛い思いや手術が1度で済むといえば患者さんに聞こえは良いが、即時荷重は条件があり歯科医師の間でも賛否両論がある)
  • 1日で治療が完結(インプラント治療は入れてからがスタート。ALL-ON-4は特に慎重に考える必要がある)
  • メンテナンスやデメリットの説明がない(説明に時間を掛けていない、優秀な歯科衛生士がいない)
  • 大学病院ならば安心だと思った(簡単な手術でも入院の可能性も、地域診療を守るため治療費が高い、混む)
  • 本を書いているから良い先生かと思った
  • 1本◯◯円(安さを売りにしたインプラントは基本的に1ピースタイプのインプラントが多い)

歯が割れた折れたで「1本、2本だけインプラントが必要な方(軽度)」と、重度の歯周病などで「骨造成や複数本インプラントが必要な方(重度)」では事前の治療や治療期間も異なれば、インプラントを骨に埋め込む方法も異なります。

手術の難易度や症状を「軽度・中度・重度」の三段階で表すとわかりやすいですね。

1、インプラント治療で抜歯を伴う患者さんは、「必ずインプラント治療を行う歯科医院で抜歯する事!」です。インプラント治療と骨の事を考えた抜歯をしなければなりません。

2、前歯の場合は骨に問題なければ抜歯後に即時埋入ですが、奥歯の場合は3ヶ月ほど期間を置いて、骨の状態が落ち着いてからインプラント体を骨に埋入手術を行うケースが多いです。

3、タバコを吸う方、糖尿病の方and糖尿病のお薬を飲んでいる方、骨粗鬆症のお薬を飲んでいる方、歯周病感染によって歯を失った方、埋入するのに骨量がないために骨造成が必要になる方、などはすぐにインプラント治療が行えない事が多いです。

このように、患者さんの状態によっても治療手順や手術のスケジュールが異なります。

それ以外には、患者さんの癖もあります。
癖というのは「噛み合わせ」「患者さんの性格」「患者さんの生活習慣」であり、人によってそれぞれ異なります。

まず、自分がどの状況か?というのを患者さん自身が理解することです。

D.D.S.takamura
D.D.S.takamura

私たち歯科医師も患者さんを把握する必要があり、患者さんに合わせた話をする事が重要だと思っています。患者さんは表向きの「高い技術だけ」を求めますが、ある一定以上経験を積んだ歯科医師からすればもはや高い技術や設備は当たり前の事であり、デキる先生は流れ作業のように1人1人を診る時間をおろそかにしません!

威張っている先生、偉そうな態度の先生、最初だけ良い事を言って手術以降から出てこない先生というのも患者さんから聞く話です。トラブルが起きた方や治療が上手くいかなかった方も、それでも最初は「技術がよければ」と思って患者さんが選んだ結果だったのです。

上記に挙げたところでも治療が上手くいく方ももちろんいらっしゃるとおもいますが、自分の目で確認する前に簡単に良いな〜と思ってしまうのはヤメタほうが良いのかもしれませんね。

皆さんはインプラント治療だけに目が行きがちですが、通常の診療はどうなのか?CTやマイクロスコープは完備しているのか?どの診療でも普段から拡大鏡(下の写真)は使っているか?

拡大鏡

歯科助手や歯科衛生士などのスタッフが辞めてコロコロ変わらないか?という労働環境もとても重要なんです。嫌な所では働く人も長続きしませんからね。

インプラント治療は手術なんですから自分で足を運んで、しっかりと自分の目で確認し、知りたい事を歯科医師に直接相談することです。

インプラントには種類があるのをご存知ですか?

一般的にはインプラント体は「フィクスチャー」と呼ばれています。種類は1ピースタイプと、2ピースタイプの2種類あり、材質は純チタンやチタン合金でできています。

骨と短期間で結合しやすいように、各製品メーカーは骨と接する表面を様々な特殊加工がしてあります。

インプラント治療を値段の安さで選ぶ方には特に注意が必要で、だいたいの安い所は1ピースタイプのインプラントを使っていると思います。

1ピースタイプのインプラントは骨に埋まる部分と被せ物を乗せる支台部分が一体構造により取り外す事ができません。老後、もし咀嚼ができなくなった時には骨とくっ付いているので取り外す事ができません。

D.D.S.takamura
D.D.S.takamura

骨が少ない方で骨造成が必要な方や、前歯のインプラント治療には角度的な問題で不向きであったりします。

幅広い症例に対応できるのは2ピースタイプのインプラントです。

オステムインプラント

D.D.S.takamura
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高村歯科医院では国内製品、外国製品のすべてのメーカーに対応しています。海外でインプラント治療を行った方の国内でのメンテナンス、かかりつけ歯科の閉院によりメンテナンスが出来なくなった方、歯科医師との信頼関係の破綻による転院、セカンドオピニオン相談も可能です。

静脈内鎮静法はご存知ですか?

皆さんはインプラント治療を行う歯科医院をお探しの時、「静脈内鎮静法」を採用している歯医者さんを選んでますか?

全身麻酔より深い麻酔ではないので患者さんは意識もあるのでうなずける程度の返事はできる状態なのです。胃カメラなどでもよくこの「静脈内鎮静法」を用いての検査が行われている所が多いですよね。手術の際に麻酔科医が付き添って「睡眠状態と同じ状態」にコントロールしてウトウトしている間に手術が終わっているといった、患者さんの不安と痛みを軽減する方法です。

通常の麻酔でも手術はできますが、痛みなどの不安に対し硬直したり、手術を担当する歯科医師が患者さんの不意の動きに予測対応できないと手術の部位によっては危険が生じる場合もあります。それに不安や恐怖心は「軽度の痛みでも痛い!」と思ってしまったり、感じる痛みを増幅させますからね。

一部の歯科医師の先生は、「えっ?そんなの別に必要無い」とか「静脈内鎮静しなくてもインプラントの手術は出来る」という人もいるのですが、何の手術でもそうですが、理想の医療や医療の本当の姿は「チーム医療」なのです。

D.D.S.takamura
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技術があると思い込んでいる先生は、自分1人の力だけで手術を行なおうとする人も多く(歯科はほとんどが個人医院だからしょうがないんですが・・・)、中には自分の腕を過信し、やがて患者さんに傲慢や怠慢、威圧感を生み、患者さんが近寄り難い雰囲気になります。担当医以外ににもう1人歯科医師を手術に立ち合わせる先生も居る位ですからね。デキる先生は、用心に用心を重ねる、慎重に慎重を重ねる、何事にも常に備えるのです。

患者さんにはそういった歯科医院を選んでもらいたいと思っています。

高村歯科医院では専属の麻酔科医でもただの麻酔科医が担当するのではなく、歯科医師(歯学博士)でもあり日本歯科麻酔学会認定医のエキスパートである山嵜博義先生に担当していただいております。

山嵜先生の経歴

山嵜博義先生

インプラント治療のメール相談ができるか?

不安で夜も眠れない、どうしようか迷っている、このような方は「今すぐに知りたい!聞きたい!」と思っている方も多いと思います。

メール相談であれば24時間、365日相談ができます。

直接、院長の高村剛が1人1人のメールを拝見し、皆様のお悩みに対してお答えします。

院長 歯学博士
中国北京大学医学部名誉教授
高村 剛
TSUYOSHI TAKAMURA
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